Works
施工事例
京都市西京区 玄関引戸取替
京都市西京区にて玄関引戸の取替を、カバー工法にて行うLIXIL製の「リシェント」で行いました。
今回は、既設玄関引戸が和風調の木製で御影石の敷居も敷居石となっていることから、これをアルミ製に取り替えて雰囲気を害さないかどうか懸念されました。
【施工前】
現在のアルミ製でも木目のシートを貼り付けて精巧に木彫(槇調や桧調)を施しているため、これらを使用すれば何とかクリアできると見通しました。
それでも既設枠を残して行うカバー工法による取り替えと言えども、敷居石を除去せずして新設枠を取り付けるとなると足元がだいぶと立ち上がってしまい跨ぐには限度が過ぎるため、敷居石だけははハツって除去して取り付ける方法と採ることになりました。
実際、御影石が固すぎて工具で除去するだけで2時間程を要してしまい苦戦を強いられました・・・(この様子を写真に残し忘れてしまい残念です・・)
その後は無目(障子の上に通る横材)をカットして既設枠をすっからかんにしてからようやく新設枠の取り付けに進みました。水平や建ち、倒れをみて適切に枠を取付けました。
【施工中 [無目カット前] 】 【施工中 [無目カット後] 】
その後は、障子を建て込み、正常に可動することを確認して既設枠と新設枠との取り合い(新旧枠が接触する箇所)を隠す額縁部材を加工します。これが完成見栄えを左右する最終の大事な作業になるため、さらに慎重に行っていきます。今回は両入隅(両側が壁で囲まれ入口が凹になっていること)になっていたため、その形状に納まるように加工しました。
【完了】
色合いも以前に比べて明るくなり、改めて良い雰囲気の和風調玄関に仕上がりました。
ちなみにこの施錠はエントリーシステムという自動施錠となっているため、引戸を閉めると勝手に施錠してくれます。引戸の開閉自体は手動となりますが、鍵の閉め忘れや施錠動作が省けるので少しお値段は高くなりますがご選択して頂く価値はあります。
【完了後 [敷居]】
今回工事のミソでありました敷居について、以前の敷居石より立ち上がりがなくなった上、ステンレス仕上げになりましたので見た目も良くなりました。
お客様からも見栄えと共に使い勝手も良くなり取り替えて間違いなかったとご感想頂きました!