京都市北区 内窓取付
先日、京都市北区にて内窓の取付並びに玄関ドアの取替を行いました。
このお宅では結露の発生にかなりお悩みでした。
京都市内でも北側に位置し南側に比べて冷え込みがきつい環境であること加えて、気密性が高い住宅構造になっているが故に結露の発生源である水蒸気が滞留しやすくなっており、冬場はもちろん5月頃まで結露が発生しているとのことでした。
このようにご自宅の住居環境によって長い期間、結露で悩まされることがあります。気密性が高いこと自体、隙間が少なく室内温度も保てている快適な住居環境とも言えますが、その分、高気密で逃げどころがなく水蒸気が留まっしまいます。ひとたび冬場になると外気で冷やされた窓に溜まった水蒸気が接触しそれが水滴に変化して結露を引き起こしてしますのです。
結露抑制には、冬場でも室内の水蒸気を室外に逃がす換気を頻繁に行うか、はたまた窓の断熱性を向上させることが必要となりますが、窓の開け閉めの手間と寒い外気の侵入を考えれば、窓の断熱化を図るほうが得策かと思われます!
大半の窓に断熱性を向上させるべく9か所の窓に内窓を取り付けることになりました(ただ、内窓を施さない窓もあり、その窓にはシャッターが付いており夜中にこれを下していると、外気が直接窓に当たらず冷やされないためか結露の発生が少ないというものでした。シャッターも一定の結露対策になるようです。)。
・内窓設置によって結露の根源である水蒸気が外気で冷たくなった外窓に接触する量が圧倒的に少なくなること
・内窓自体は室外に面しておらず外窓のように冷やされず、室内の水蒸気に接しても水滴に変化しないこと
これらの効果によって結露が抑制されます!
〇既設窓が引違い窓への内窓 6ヵ所
引違い窓に対して引違いの内窓、オーソドックスな取付になります。
【施工前】 【施工後】
〇既設窓が外開き窓への内窓(室内に開く内窓) 1ヵ所
外開きの窓に内開きの内窓を吊元を合わせて、外窓の開閉に支障がないかたちでの取付になります。
【施工前】 【施工後】
〇既設窓が外開き窓+FIX窓+外開き窓への内窓 2ヵ所
開き窓とFIX窓がユニットになった外窓に3枚建ての内窓の取付となります。外窓と内窓のフレームを合わせることで一見すると内窓が付いていないよう見えるぐらいにできました!
【施工前】 【施工後】
現在実施中である国の補助金『こどもみらい住宅支援事業』では、内窓一か所あたりに補助金が出るため数か所の窓に対して施工すれば、一定の補助金が見込めます! 今回に関してももちろん利用しております!