京都市中京区 玄関引戸取替
京都市中京区にてカバー工法により玄関ドアの取り替えを行いました。
最近、築30~40年の家において玄関の取替えリフォームが多くなってきております。
玄関は日々の出入り口のため住宅の使用箇所の中でも使用頻度が高く、築年数が経つと少なからず何らかの支障が出てきます。今回の引戸の取替えに関しても錠がうまく嚙み合わず何度か錠のみを補修されてきたものの、歪み等の影響もあり状態が悪化していよいよ施錠ができず程埒があかなくなったことから、全体的に取替えを決断されました。
この他、現状のままだと防犯上心配だからロック機能を良くしたい、防犯ガラス仕様にしたい、はたまた見た目を変えたい、複層ガラスにして断熱性を高めたい等、様々な取替要因があります。
カバー工法によれば、1日で工事が完了できるので時間的・費用的なハードルがぐっと下がり、〝玄関リフォーム=大がかりな工事〟という従前のイメージを解消でき実行に移してもらいやすくなってきているかなという印象です!
今次取替えの手順を写真に沿ってみていきます!
【施工前】 一見すると正常ですが施錠に支障をきたしています
【施工中】 まず、既設障子とランマ(上部建具)ガラスを取り除きます
【施工中】 上部で横に通っていた無目を切り落としすっからかんにしました
【施工中】 既設敷居をハンマードリルによりハツって除去します。除去しない方法による取付けが多いですが今回は敷居レールのみを取り除くことができなかったため力技での除去作業となります。レールが残っていると新設の敷居が土間からだいぶと立ち上がってしまい使用上良くないのでこの方法を採用します。
【施工中】 うまく既設敷居を除去できたらようやく次の新設枠を入れる準備が整いました
【施工中】 新設枠が既設枠の内側に入れて被せて取り付けるということからカバー工法というネーミングになっております!
【施工中】 新設敷居が室内の土間から立ち上がらないようにうまく嵌りました
【施工中】 新設障子を入れて水平・建ち・倒れを確かめながら新設枠をビスで固定していきます。
ちなみに色は木目調で素材はアルミですが木のように見えるシートが貼ってあります。
【施工中】 もともと玄関外から小上がりになっていた部分(下部の既設タイルが見えている部分)になります。ここをそのまましておくと目立ってしまいます。
【施工中】 下枠巾木の部材を用いて既設のタイル部分を見えなくしてしまえば、見え方がより良くなります。
【施工中】 先ほどの下枠と同じように、両縦と上横も額縁部材を用いて見えてなくしていきます。下の写真は横額縁を付けた後のもので、次は縦を取り付けていきます。
【完成】 周囲に取り付ける額縁を室内側も施せば、いよいよ完成です!
最初の引戸と比べたらランマ(上部建具)もなく、障子が上まで通っておりスタイリッシュな見た目となりました。ガラスが複層ガラス仕様になっているため断熱性も向上しました!
以上が玄関引戸の取替え段取りとなります。
今回は敷居の除去する方法で普段より工数がありましたが、もちろん1日で取替完了です!
窓のリフォームを合わせて玄関の取替えを行って頂ければ、『こどもエコすまい支援事業』の補助金制度の活用もできますのでこの機会に是非ご検討されてはいかがでしょうか!